AKAは博田節夫先生によって開発され、発展してきた理論、治療法です。
国際徒手医学会(FIMM)の入会を認められ、現在ではAKA-博田法
（あるいは単に博田法）と呼ばれるようになりました。AKAは欧米では
関節モビライゼーションのことをいいますが, 日本で"AKA"と言えば
博田先生が研究・開発してきたAKA-博田法のことをさします。
最近, AKA(関節運動学的アプローチ)あるいはAKA-博田法と称して,
治療を行う接骨院・整骨院が見受けられます. 正規にAKA-博田法を
学ぶ機会が得られるのは, 日本AKA医学会で行われる学術集会や
技術研修会, 研修施設での研修を受けている者. また, 日本AKA医学会
理学・作業療法士会で研修を受けた者に限られます. 資格としては,
医師, 歯科医師, 理学療法士, 作業療法士のみであります.
鍼灸院や整骨・接骨院でもAKA療法などとうたわれ行われているよう
ですが、実際にAKA博田法を博田先生や指導医のもとで十分な修練を
していない為、AKAの効果が十分に得られないばかりか, 逆に症状の悪化
重篤な疾患の見落としなど,
極めて危険であり患者さんにも不利益を
もたらす可能性があることを、ご承知おきください。
AKAによる治療を希望される患者様はAKA医学会の認定する研修会
や学術集会で修練している医師または理学療法士・作業療法士による
治療をお受けになることをおすすめします。
AKAについての詳しい説明・指導医専門医のいる施設などは
日本AKA医学会のHPをご覧ください。
AKA博田法による「仙腸関節へ手技」の例
上部離開法
下部離開法
上方滑り法(左)
上方滑り法(右)
下方滑り法